内臓肉、いわゆるホルモンだが、焼く、煮る、炊く、といった料理法が一般的だ。
数年前に、京都にあるフレンチの名店で近江牛タンとテールを持ち込んで
料理してもらったことがある。
私の中でタンといえば、塩胡椒して焼いてレモンを絞るぐらいしか想像がつかなくて、
テールも同様で、スープにするか輪切りにして焼くぐらいしか思いつかなかった。
ところが、料理されてでてきたのは私の発想にはないものばかりだった。
内臓料理のおもしろさは、部位によって食感が大きく異なることから
フレンチやイタリアンのシェフ達にかかると、とんでもない料理がでてくる。
それぞれの部位を生かしつつ、それをレストラン料理として昇華させるために
固定概念にとらわれずに、オリジナリティ溢れる発想力で私たちを驚かせてくれる。
写真は、「牛タンとタイム風味のビネグレット」だ。
爽やかな白ワインと合わせると、なんともいえない心地よい食感が夏を迎える
この時期にはピッタリだ。
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