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12月6日(木)開催の愛農ナチュラルポークお披露目会のメニューの打ち合わせで
サルティンボッカ木村シェフが試作した料理が抜群にキレイだった。
キレというのは、見た目とおいしさを表しているのだが、ソムリエの肩書きも伊達じゃなく
ワインのチョイスもすばらしかった。
リエット、パンチェッタ、ロースハム、サラミ、テリーヌ、コッパ・・・
牛肉オンリーの食生活なので、豚肉料理を食べる機会が少ないのだが
いやはや豚肉もなかなかどうしておいしいものだ。
よくよく考えてみると、日本人の食卓に最もなじみ深いのは牛肉より豚肉なのだ。
ある統計を見ると、肉の年間購入量の約5割が豚肉で次いで3割が鶏肉、牛肉は2割にとどまる。
関東は豚肉で関西は牛肉と思っている方、多いと思います。
私もそう思っていましたが、すでに西日本でも豚肉の消費量が牛肉を上回っているそうです。
でも、支出金額ベースでみると、西日本では牛肉がトップに躍り出る県が多いそうだ。
そう聞くとなんかホッとするのだが、愛農ナチュラルポークは私の中では別格なのだ。
あのおいしさは度肝を抜かれたというか感動した。
これはうまい!今まで食べてきた豚肉が1番や!などと吹きまくっていたのだが
状況が少し変わってきた。
屠畜から7日ぐらいは脂も甘くて私が感動したそのものの味が楽しめるのだが
とにかく頭数が少ないことから、真空パックにして少しでも日持ちさせようと試みた。
10日過ぎたころにもう一度試食したのだが、なんと普通の豚肉になっていた。
脂の甘さは維持しているものの特別なおいしさは感じられなかった。
もちろん、おいしいのには変わりないのだが、それなら「特別」な豚ではなく
普通においしい豚肉止まりなのだ。わざわざお披露目会をするほどでもない。
う〜ん、困ったなぁ、と悩みはしたものの解決法は単純に7日で売り切ってしまえばいいことで
出荷頭数の少ないときは売り切れにして、多いときは店舗でも販売するようにすれば均一な味を
保てるしさらに希少性が増すというもの。
年間出荷頭数が50頭程度なので、近江牛.comサイト、京都のきたやま南山
南草津のサルティンボッカの3店のみで販売することになった。
悩ましい愛農ナチュラルポークだが、まずはこちらにご参加いただければ
最高の豚肉料理を堪能することができます。
私と南山チームからは、一頭仕入れだからできる「部位食べ比べ」で参加者の舌と脳を
感動させたいと思います。
愛農ナチュラルポークお披露目会(→こちら)