2012年11月10日

2012年度(平成24年度)近畿地域マッチングフォーラム

11月13日(火)〜14日(水)の2日間、農研機構の2012年度近畿地域マッチングフォーラムが
キャンパスプラザ京都で開催される。

開催趣旨はこちら↓

わが国の牛肉生産は、海外からの輸入濃厚飼料に依存した飼養体系となっており、自給飼料基盤に立脚した生産体制への転換が求められています。消費者からは、ヘルシーさ、おいしさ、低価格といった牛肉への要望があり、多様な消費者の嗜好性に対応するために、国内の飼料資源を活用して飼料自給率を高め、低コストで、特徴的な牛肉を生産する取組みが進められています。

そこで、本マッチングフォーラムでは、自給飼料を活用した特徴ある牛肉生産の取組みを推進するとともに、その取組みや畜産物に対する消費者のさらなる理解増進を図るために、研究の現状及び生産の取り組みの状況を紹介します。さらに、消費者を交えたパネルディスカッションを行い、今後の多様な牛肉生産の拡大・普及に資するものとします。

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7名のすばらしい方々のお話しが聞けるわけだがラストが木下その美さんということで
少々心配ではあるが楽しみである。

午後からは、日本産肉研究会学術集会が開催されるのだが、お偉い先生方に挟まれて
私も少しだけお話しすることになっている。

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懇親会は、きたやま南山で行われるのだがこれがおもしろい。
「名の無い希少な赤身肉」とでも言う表現が適切かどうかわからないが
普段お目にかかれない牛肉たちが揃うのだ。

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出荷先が、九州大学付属農場やJA石見銀山とか北里八雲ビーフ、熟ビーフ、アップルビーフなど
とにかく肉がどうこうよりも開催趣旨そのものだが、国内の飼料資源を活用して飼料自給率を高め、低コストで、特徴的な牛肉ばかりが揃った。

昨日、味の検証を行ったのだが、ガシガシの赤身肉を食べ慣れている私にとっては
おいしく食べられるのだが、サシの入った和牛を好む方にとっては考えられない味だと思う。

これから肉の厚さや焼き方を詰めながら、足りないところはストーリーで埋めていけるように
調整していきたい。食べておいしさを感じるだけではなく、ぜひ頭でも感じていただきたい。

すでに100名以上の申し込みがあるようだがお席にもう少し余裕があるとのこと、
お時間のある方は京都駅からすぐなのでぜひお越しください。詳しくは(⇒クリック


posted by niiho at 11:47| イベント

2012年11月05日

愛農ナチュラルポークお披露目会 募集開始

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三重県の伊賀市に日本で唯一の私立の農業高校がある。
あまり知られていないその高校は、愛農学園高等学校といって生徒数60名ほどの小さな学校だ。

しかし、広大な農場に囲まれた全寮制の同校には、農業を志す若者が全国から集い、
作物を育て、家畜に親しむ3年間の実践的学習を通じて、誇りと喜びをもって農業の明日に
立ち向かおうとしている姿がある。

同校は持続可能な農業の確立を教育の柱としており、牛、豚、鶏の糞尿は畑の堆肥として
活用するなど、化学肥料や農薬を使わない循環型農業を実践している。

その取組みに共感した私は、縁があって養豚部の生徒たちが育てている豚肉を食べる
機会をいただいた。

高校生が実習の一貫として育てている豚がおいしいなどとは思っていなかった。
食べる前までは・・・

正直驚いた。ネットの世界では、見せ方や写真、誇大広告やリスティングでの売り方があり
リアルとは販売手法が異なるため、食のプロでなくても売れてしまう場合がある。

しかし、大袈裟でもなんでもなく私がいままで食べた豚肉の中で一番うまかった。

先日、愛農高校を訪ねた時、ちょうど昼時ということもあり生徒たちと給食を共にした。
君たちが育てている豚の肉はとにかく最高にうまくて、私がいままで食べた中でも断トツで・・・

と力説したのだが、オオーッ!と歓声は上がったものの生徒も先生もポカンとした表情で
イマイチ冴えないのだ。

冴えない理由はすぐにわかった。
愛農高校は全寮制で、校内自給率が70%なのだ。
このとき生徒たちと食べた給食もイカ以外はすべて校内産なのだ。

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つまりだ、自分たちで育てた(作った)ものしか食べたことがないので
比べようがないということだ。

愛農高校で育てている豚の肉に出会ったのが数ヶ月前のことだった。
100頭という少ない頭数だからできる投薬ゼロの徹底した愛情管理。驚いたのは何度も言うが味。
これは牛肉も同じことで、サシによる見た目よりも食べてうまいかどうか、結局求められるのは
味なのだ。いくらキレイな肉でもおいしくなければリピートされない。

肉質は柔らかく脂は甘く嘘でも大袈裟な表現でもなく本当に感動した。
そこそこの味だったらせっかくのご縁なので実店舗での1アイテムとして販売しようかと
そんなふうに考えていた。

実店舗でもサイトでも私が惚れ込んだ薩摩清浄豚を販売していることもあり、
そもそも近江牛専門店に豚肉は2ブランドも必要ないのだ。

阪本啓一氏曰く「も」の誘惑というやつだ。
牛肉だけ販売していればいいものを色気出して豚肉「も」というやつだ。
しかも1ブランドでいいのに2ブランド「も」・・・

しかしだ、うまくてうまくてどうしようもなく販売したいという気持ちが抑えられない。
せめて私の友人知人だけにでも食べてほしい、そして感動してほしい。

特に豚肉の消費が多い関東の友人に食べてほしい。
実際に試食してもらったがあまりにもおいしさくて感動したとの感想をもらっている。

しかもですよ、取組みがすばらしくフード・アクション・ニッポンアワード2011で
大賞を受賞しているのだ。ちなみに私たちの取組みも2010年に優秀賞を受賞している。

実際に豚舎を見せていただき、先生の話を聞いてなぜおいしいのか少しだけ理解できた部分がある。
それは、「どこのだれが飼っているのか」も大事だが「どのようにして飼っているのか」が
明確なのだ。私が目指しているアメリカのオーガニックスーパー「ホールフーズ・マーケット」の
動物福祉( アニマルウェルフェア)による5段階表示に似ている。

ホールフーズ・マーケットのように5段階の家畜福祉格付け制度によって認証こそしていないが
無意識にそういう取り組みが行われていることを評価したいのだ。
しかも味が抜群に良いとなればこれは是が非でも広めたいというもの。

ただし、1ヶ月に2頭程度の出荷で、出荷のない月もあるとのこと。
ますます本物であり、安全で安心して食べられる希少なものはそんなにたくさん流通できないのだ。

愛農高校の先生と相談した結果、当店で販売させていただくことになったのだが
本当に大事に大事に販売していきたい。

「愛+農+自然」のおいしい豚肉、「愛農ナチュラルポーク」の誕生です。

おいしくて安全でそして安心して未来の子供たちに残していきたい豚肉

愛農ナチュラルポークのお披露目会を以下のように開催いたします。

お時間都合をつけていただき、ぜひ奮ってご参加いただきますようお願いいたします。


日時:12月6日(木)
場所:きたやま南山
申し込み方法:FBで参加、もしくは直接お電話下さい。
077-722-4131
FBページ:https://www.facebook.com/#!/events/131652393650936/


ほんまにくどいようですが、もう1回言うときます。

とにかくうまい!脂があまい、そして豚肉で感動するなんて私は一生ないと思っていました。

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posted by niiho at 14:56| イベント

2012年11月03日

日本産肉研究会 第10回学術集会は11月13日(火)です

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今年は人前でお話しする機会が多くあった。
月2〜3回のペースだったので結構大変。

大変なら断ればよいのだが、私のようなものの話でも
役に立つのならとお引き受けしている。

年内の講演は残すところあと2回。
そのうちの1つがこちら↓

11月13日「日本産肉研究会」第10回秋季集会が
京都キャンパスプラザにおいて開催されます。

ご紹介ホームページはこちら(⇒クリック

「牛肉の価値を再構築する」
座長 室谷進(農研機構:畜産草地研究所)

会場:キャンパスプラザ京都 第3講義室

(1) 分子栄養学の観点からお肉を食べよう
定真理子 (新宿溝口クリニック)

(2) 給与飼料の違いによる牛肉の種々の違いを考える
佐藤健司(京都府立大学 大学院生命環境科学研究科 教授)

(3) 牛肉の新しいブランド戦略
新保吉伸 (株式会社 サカエヤ)

(4) ふる里と人を育てる牛肉のエシカルな評価基準を考える
熊谷元(京都大学 大学院農学研究科 准教授)

(5)総合討論


終了後は、きたやま南山で意見交換会が開催される。
さらに翌日は、木下牧場の見学会だ。

私は京都から近江八幡までの約2時間、バスガイドに任命されているので
私たちの取組みについて大いに語りたいと思っている。


posted by niiho at 09:47| イベント